島根県での仕事がようやく終わった。
当初は年内に終わらせる予定だったが一月いっぱいかかった。
今回の茅葺き屋根葺き替え工事は島根県だが広島県境に近い邑南町の文化財の隅屋邸。
全国的にも珍しい兜葺きという途中に段がついた屋根で規模も庄屋さんとはいえかなりデカイ。
県の文化財でもおかしくないかんじだけど不釣り合いな修復がされていたりのためか町の文化財だ。
結果、これだけの建物を維持することがかなり困難となり今回の茅葺き屋根工事もかなり厳しい費用で修復することになったみたい。
仕事は二人、三人で行ったが、それでは人手不足のため地域の方にボランティアで手伝っていただいた。
皆さんご年配の方だったが雪降る日にあんまりしてもらえる仕事がなかったときもあり申し訳ありませんでした。
茅葺き屋根工事にボランティアで手伝いに来てもらうことはそんなに珍しいことではないのだろうけど、僕は今回初めてで、そのおかげでかなり屋根をさわることができた。
茅葺き仕事は三年ほど前から半年ずつ手伝いをさせていただいてきたため、材料の運搬、加工、掃除がほとんどで、今回は実際に葺くことができてありがたかった。
今は昨夜からの移動で京都に戻ってきた。これから職人さんと神奈川の現場へ向かう。
京都も冷える!

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